境内のご案内
本堂(観音堂)
境内の建物の中心で、十一面千手観世音菩薩をご本尊としてお祀りしております。古来より融通観音として知られ、衆生の一切の願を融通し、救いの手を差しのべて下さいます。 本堂は六角堂・仁王門と同様に、元禄年間に建立され天明七年に三十三カ年の大改修を終えました。すべての彫刻は彫り抜きとなっております。
六角堂(六角二重塔)
六角堂は、元禄年間に建立され銅板瓦棒葺の造りで、我が国における地蔵尊信仰の代表的建築物です。 地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間界、天人界の六道を守る地蔵尊を祀り、六道輪廻の相を表しております。 回転する地蔵尊を左に3回廻して、あなたの真心の供養を望みます。
釈迦堂※コロナウイルスの影響により全日休堂
ただ今、特別無料拝観中です。 平成の大修復として、平成6年11月に仁王門、仁王尊像および釋迦三尊像、平成7年11月には風神・雷神像の保存修理を完成。 また平成9年10月には、本堂および鐘楼の彩色、本堂外陣の欄間絵図復元彩色、 同年 11月には当寺の御前立である、十一面千手千眼観世音菩薩の保存修理を完成致しました。 完成を機にこれらの貴重な仏像を末永く御守りする意味を込めて、 釋迦三尊像をお祀りし、円空仏(阿弥陀如来像)・二十八部衆像・十一面観世音菩薩像等を安置致しました。 また、家内安全・商売繁昌等、諸願成就の祈願を込めて坂東三十三観世音菩薩像をお祀りし、 お砂踏みが出来る間を設けました。観世音信仰の場を堂内に置き、ここに平成の集大成として、平成十三年七月吉日「釋迦堂」建立落慶と相成りました。 参拝時間:午前9時~午後4時まで。
仁王門
参道より登っていくと、仁王門があり、仁王尊と風神・雷神が祀られています。 また、極彩色の楼門の上には、釈迦三尊(釈迦如来・文殊菩薩・普賢菩薩)が安置されております。
鐘楼
古来鐘の音は仏の声とも言われ、朝夕のその響きは大自然に感謝し、過去の無数の仏にご回向申し上げるものです。 除夜の鐘は、一般の方も参加できます。除夜の鐘を撞いて煩悩を払い新しい年をお迎えください。
龍王辨財天(龍王弁財天)
「此の水は、当水澤観音の霊泉にて、財を成し、病を癒し天寿を全うする事は、龍王辨財天の示す処也」
鳥居右横の看板の通り、霊験あらかたなる当山の霊泉は広く人々に知られており、毎日たくさんの方が、お水取りに訪れます。
飯縄大権現(いいづなだいごんげん)
古くから当山をお守りいただいている鎮守は、飯縄大権現です。
水子地蔵尊
水子となった子供たちを、父母に代わって守り、救いを与えるのが「水子地蔵尊」です。 いのちを受け、この世に生まれる運命にありながら不運にも生を受けられなかった子、事故や病気の為にこの世を去ってしまった子、このような不幸な我が子の、安らかな笑顔と幸せを願うのは、人の親の心情です。 この子たちは、賽の河原で鬼どもにいじめられ、「父恋し、母恋し。」と泣いていると言われております。 その子供たちを、現世の父母に代わり、お守り下さるのが「水子地蔵尊」であり、当山の地蔵尊も、 鬼から逃れるように地蔵尊にしがみつき、地蔵尊に守られている、まさにその姿を現しております。 地蔵尊にお参りされる、そのお気持ちだけでも、子供たちにとっての御供養となります。 地蔵様にあなた様の心を託してお参りいただき、 この世で生を全う出来なかったお子さまの御供養をなさり、仏縁を結ばれる事をおすすめいたします。 合掌
十二支の守り本尊
十二の方位には、そこを守る8体の守護仏がいるとされており、 その方位と同じ生まれ年(干支)の守護仏になるとされている守り本尊は、古来より開運・厄除けの守護仏として人々に親しまれてきた仏様です。
納札堂
駐車場より境内に向かって、一番はじめの左側の建物が、納札堂です。
ここは、古くなったお札やお守りの他、雛人形や五月人形が納められます。
お納めいただいたものを、お焚きあげして供養いたします。
※お焚き上げで納められるもの、納られないものの一覧は こちら